年寄り 病気

お年寄りは病気になりやすい

人間、年を重ねるとあちらこちらに不具合が出てきます。
40歳を超えたあたりから、何か病気を持っていたり、誰しも痛いところのひとつやふたつ、あったりするのではないでしょうか?
私も40歳を境目にして、あまり無理のきかない体になったことを実感しています。
老眼が急に進んだ友達もいますし、腰痛でずっと悩んでいる友達もいます。
ひざが痛くなったり、ひじが痛くなったり、間接も弱くなっているようです。
私も40過ぎると急に、あちらこちらにガタが来ると言うことを、身を持って実感している1人です。
まだ中年である私でさえ、そのような状態ですから、お年寄りになるほど大変ですよね。
お年よりは病気にかかり易くなったり、回復が遅くなったりする傾向があります。
健康で長生きすると言うことは、簡単なようで実際は難しいことでしょう。
それでは、お年寄りを一般的に高齢者と呼びますが、この「高齢者」と呼ばれている人は、何歳からなのでしょうか?
それは65歳以上のお年寄りを高齢者と呼ぶそうです。
65歳といえば、まだまだ元気な方もいらっしゃるので、高齢者と呼ばれることに抵抗がある方も中にはいるでしょうね。
お年寄りでも、元気な方もいる一方、ほとんどのお年寄りは、やはり、体の機能が衰えてきますよね。
例えば、筋肉が落ちたり、肺などの呼吸器が弱まったり、腎機能や免疫力が下がったりします。
知的面ではどうでしょうか?
物忘れがひどくなり、痴呆になったり、精神的にうつになったりと、内面の問題も出てきます。

お年よりは病気になりやすい続き

お年寄りの患っている病気は1人1つではありません。
お年寄りは複数の病気を持っている方が多いです。
それが、何かの病気をきっかけに併発してしまい、最悪の場合は、死亡してしまうケースもあります。
現在の新型インフルエンザでお年寄りが死亡してしまうケースがありましたよね。
あれは心臓病などの持病がインフルエンザによって引き起こされ、合併症で死亡してしまうのです。
また、お年よりは、免疫力も自然治癒力も低下しているので、病気にかかり易く、一度かかってしまうと、それがなかなか治らない場合もあります。
結局、完治せずに持病として残る場合もあります。
こうして持病が増えてしまうのですね。
では、お年寄りがかかる病気には、どんなものがあるでしょうか?
70歳以上になりますと、脳血管障害や心不全、肺気腫や慢性気管支炎になる方が多いです。
また、がんや高血圧、そして糖尿病や骨粗鬆症なども上げられます。
骨粗鬆症で、お年よりは骨がもろくなっているため、簡単なことで骨折し易く危険です。
また、筋肉が衰えて来て、歩けなくなり、寝たきりの状態になることもあります。
また下半身の筋肉のゆるみから、失禁などの症状も出てきます。
知的面では、アルツハイマーと呼ばれる痴呆も、多くの人がかかる病気です。
心の面でも問題が起こってきます。
身近な人が死亡したり、何かショックなことがあったりすると、お年よりはうつ病になり易いです。
年を取ってみて、同じ立場になってみないとお年寄りの苦しみや不自由さはわかってあげられませんが、誰しも年を取るのですから、いたわってあげたいですよね。

お年寄りがかかり易い病気

お年寄りがなってしまう病気とは、どんなものがあげられるでしょうか。
高齢になると病気と無縁の方も残念ながら、少なくなって来ますよね。
お年寄りがかかり易く、心配な病気を調べてみました。
まず、何と言っても「脳卒中」は怖いです。
そのまま死亡してしまうこともあります。
また「アルツハイマー病」も痴呆と同じような病気です。
高齢者は痴呆になる方も多いですよね。
それに「パーキンソン病」や「うつ病」も心配されます。
お年よりは循環器も弱くなるため、「高血圧」になったり「心不全」になったり「心筋梗塞」も心配されています。
呼吸器の病気では「肺炎」や「慢性閉塞性肺疾患」または「肺癌」、「間質性肺炎」になる可能性が高いと言われています。
消化器で言うと「逆流性食道炎」や「胃癌」、「大腸癌」も心配されますし、「胃潰瘍」や「胆石症」、また「肝硬変」もお年寄りがかかり易い病気です。
泌尿器では、「前立腺肥大症」や「前立腺癌」、筋肉の衰えからも来ている「尿失禁」になる方もいます。
また、「尿路感染症」になる方も少なくありません。
内分泌代謝率も悪くなり、「甲状腺機能低下症」や「糖尿病」、「高尿酸血症」、「高脂血症」などもお年寄りがなりやすい病気です。
血液では「貧血」、または「悪性リンパ腫」も心配です。
骨が弱くなる「骨粗しょう症」また、間接などの「変形性関節症」や「慢性関節リウマチ」などもあげられます。
「白内障」や「難聴」もお年寄りの病気と言われています。

お年寄りの病気「脳卒中」その1

お年寄りのなりやすい病気の1つに、脳卒中があります。
脳卒中は、高齢者に多い病気で「加齢病」とも言われています。
つまり、お年寄りほどこの病気になる確率が高いと言うことです。
中でも、脳梗塞は、お年寄りの発症率が高くなる病気です。
80代の男性と50代の男性を比べると、80代の男性は50代の男性に比べて10倍以上、脳梗塞になる確率が高いというデータもあります。
男性よりも女性のほうが、年齢で10歳ほど遅く、発症率が高くなるそうです。
どちらにせよ、年齢が増すと脳梗塞になる確率が高いと言うことですね。
脳出血の場合も同じく、高齢になればなるほどその発症率は高くなります。
脳出血は脳梗塞と違って男女の発症率の多い年齢は差がありませんが、脳出血になる方は男性に多見られ、女性はあまり発症しないようです。
ですが、くも膜下出血となりますと、女性に見られる頻度が高くなります。
これらはどれも血管の老化が原因で起こる病気です。
年齢が上がると共に、脳の血管の動脈硬化が現れてしまい、それが進んだ結果、脳出血や脳梗塞に繋がってしまうのです。
そして、動脈硬化が進んでしまうことには理由があり、動脈硬化の危険因子と呼ばれています。
それは高血圧であること、糖尿病であること、そして高脂血症であることです。
誰しも年を取ることは止められませんし、血管の老化も止められません。
あとは食生活や生活習慣によって、どれほどその老化を遅らせられるかと言うことだと思います。

お年寄りの病気「脳卒中」その2

お年寄りに発生率が高い病気が、なんと言っても脳卒中です。
私の親戚のおじいさんも脳卒中で倒れて、半身不随になってしまいました。
倒れた後も重い障害を背負ってしまうことになり兼ねない、とても怖い病気ですよね。
この脳卒中にもいろいろな種類がありますのでここで詳しくお話して置きましょう。
お年寄りと一緒に暮らしている方も、明日は自分のおうちに起こることかもしれません。
他人事ではなく、脳卒中について、少しでもこの病気のことについて、知っておくことをお勧めします。
さて、65才以上のお年寄りがなってしまう脳卒中の中で、種類別にしてみますと、どんな風に分類されるのでしょうか。
その中の80パーセントが脳梗塞と呼ばれている虚血性脳卒中です。
ですから、脳卒中と言われる病気のほとんどが脳梗塞と言うことになりますね。
そして、残りの20パーセントが出血性脳卒中と呼ばれる病気で、一般に脳出血と呼ばれるものであったり、くも膜下出血だったりします。
では、脳卒中の8割りを占めている脳梗塞と言う病気は、どんなものでしょうか?
一言に脳梗塞と言っても、その中でも更に分類することが出来ます。
このうち40パーセントを占めている、ラクナ梗塞と呼ばれているものが、梗塞の直径が1センチ5ミリ以下の小梗塞です。
そして、およそ30パーセントがアテローム血栓性脳梗塞であり、また、30パーセント弱が心原性脳塞栓症となり、このように細かく分類されています。
これらの病気で、お年寄りがなり易いものは、心原性脳塞栓症です。

お年寄りの病気「脳卒中」その3

70才以上のお年寄りになりますと、一般的に心原性脳塞栓症と言う病気になる頻度が高くなると言われています。
これらの原因は、不整脈の心房細動であり、これはお年寄りには多く見られる症状です。
心臓の中に出来てしまった血栓が飛び、それが怖いことに脳血管を閉塞するのです。
そしてその結果、大梗塞が起きてしまうのです。
では、お年寄りが脳卒中になったら、どのような症状が現れるのでしょうか。
お年寄りと一緒に住んでいる方は、よく覚えておいたほうが良いでしょう。
脳卒中になったからと言って、みんなが倒れるわけではありません。
軽いものですと、普段の生活を送りながら、症状が出始めています。
他の病気と同じく、脳卒中も早期発見が大切です。
脳卒中は、お年寄りが起こした場合、意識障害になることがあります。
意欲がなくなり、自分で思うように体を動かせなくなります。
また、認知機能が衰えることもあります。
ですが、一般に意識障害は発熱や脱水症状でもなることがあるので、それが脳卒中かどうかきちんと判断されなくてはなりません。
そもそも、お年寄りが脳卒中になった場合の一般的な発症の様子はどのような症状なのでしょうか。
脳出血の場合は、頭痛や片麻痺、それに言語障害が起こります。
それが意識障害で始まって、発症後の数時間で症状は完成してしまいます。
脳梗塞の中で、もっとも多いラクナ梗塞は、症状に片麻痺や言語障害が、だんだんと起こってきます。
ですが、症状はわりと軽くて、意識障害もないケースが多いです。

お年寄りの病気「脳卒中」その4

次に、アテローム血栓性梗塞と言う病気は、ほかの脳梗塞と比べて、急に発症します。
そして、段階を踏んで症状が悪化して、症状がすべて出るまでに、数日かかることもあります。
症状が全部出るまで一番長くかかる梗塞です。
また、心原性脳塞栓症はアテローム血栓性梗塞とは反対で、短い時間に、症状がすべて完成します。
心原性脳塞栓症になった場合、意識障害も強く起こり、それが大梗塞になってしまえば生命の危険があります。
ですが、症状が急に軽くなったり、良い場合は消えたりすることがあるそうです。
それは、脳血管に詰まっていた血栓が溶け、止まっていた血液がまた流れ始めるためです。
血流が良くなれば、症状も消えて来ますよね。
お年寄りは、脳卒中のどの病型になったとしても、みなさん、嚥下障害(えんげしょうがい)になる可能性が高いです。
嚥下障害とは,あまり聞いたことのない病気でしょう?
嚥下障害は、病気や老化で、口に入れた食べ物を噛んだり、飲み込んだりする力がなくなることを言います。
これはお年寄りがなることが多いです。
私達は,普段、食べ物を口に入れたあと、咀嚼してから、舌を使い、喉へ送っています。
それを嚥下(えんげ)すると言います。
喉は呼吸にも使われますし、その場合、空気も通ることはご存知ですよね。
この空気が通る気道ですが、食べ物が通るときは、空気を通るラインが一時、遮断されますよね。
ですから、嚥下の瞬間だけ、気道が閉じ、食道が開き、食べ物を下へ送るのです。
この運動が関わっている神経が病気によって障害が起きたり、体の筋肉に何か障害が起きたりした場合、嚥下障害と言われます。

お年寄りの病気「脳卒中」その5

では、お年寄りが脳卒中で倒れた場合、その後、はどれくらい回復するのでしょうか。
それは、その病型や重症度によってもちろん違ってきます。
脳卒中で寝たきりになってしまうと、筋力がますます低下し、日常生活動作もできなくなります。
ですから、脳卒中になった場合は、発症してから早期のうちに、機能訓練をすることが大切です。
また、退院してからも長期に渡って訓練をすることが大切です。
70才以上のお年寄りになりますと、家庭では介護が必要となりますし、施設に入る方も多くいます。
脳卒中によって以後、寝たきりになってしまった方は4割弱であると言うデータもあります。
また、痴呆になってしまう確率も高くなるそうです。
では、お年寄りが脳卒中になってしまった場合、治療とケアはどのようにしたら良いのでしょうか。
まず、手や足がしびれる、話しているが、ろれつがまわっていない、など、脳卒中の前兆とも言える症状に気が付いたら、すぐに病院で診察を受けて下さい。
病院は神経専門病院などの専門病院が良いでしょう。
お年よりは脳卒中によって意識障害や嚥下障害、そして心肺機能が低下してしまうケースがあります。
また、感染症や電解質異常で脱水症状などの病気も併発しやすいので、全身にわたってケアすることが必要です。
また、病気が再発することを予防しなければなりません。
ですから、高血圧を治療することも重要です。
他にも脳卒中の原因と言われている動脈硬化、高脂血症なども治療して行くことが大切ですね。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その1

多くのお年寄りが、気をつけなければならない病気の中に「心筋梗塞」があります。
日本人の死亡原因は何と言っても、1位はがんです。
その次に来る死因が心臓病なのです。
この心臓病で死亡する人のほとんどが心筋梗塞、狭心症であると言われています。
ですから、多くのお年寄りの方が心臓病に関して心配しているのではないでしょうか。
心筋梗塞は、時に「急性心筋梗塞」と呼ばれることもある病気です。
これらの病気はどのように違いがあるのでしょうか?
違いと言っても、それほど大きな差はなく、心筋梗塞と言われる場合もあり、急性心筋梗塞と言われる場合もあり、ほとんど同じ意味です。
まず、心筋梗塞と言う病気が、ある日、急に発症してしまうとき、これを「急性心筋梗塞」と診断されます。
また、病気を発症してから 一ヶ月以上経過すると「陳旧性心筋梗塞」と呼ばれ、心筋梗塞と別の病名で呼ばれ区別されています。
これは「ちんきゅうせいしんきんこうそく」と読みます。
みなさん、あまり聞いたことがない病名ですよね。
ですから、簡単に説明しますと、胸が痛くなるような何か急な症状が出て、病院に行って診察してもらうと、心筋梗塞であると診断されます。
これは急性心筋梗塞のことです。
そして、以前に心筋梗塞になったことがある方の心筋が、壊死した状態になっていることを、陳旧性心筋梗塞と呼びます。
こうなると、いつ心筋梗塞を再発するか、わからないので、特にお年寄りは十分に気をつけなければなりません。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その2

心筋梗塞のあるケースでは、ほとんど心筋梗塞の症状がないのに、心電図の検査をしてみたら、結果から心筋梗塞だと言われるときがあります。
このケースは陳旧性心筋梗塞に当てはまります。
心筋梗塞は、激しく胸が痛み、冷や汗をかいたり、吐き気がしたりします。
胸の痛みに関しては恐怖を感じる人もいるでしょう。
それほど怖い病気なのです。
では、お年寄りはなぜ心筋梗塞という病気になりやすいのでしょうか?
それは、心臓の動脈である冠動脈に障害が起こり、血液の流れが悪くなることから心筋梗塞が起こります。
年と共に血管も老化していますから、お年寄りの体内の血管は異常が起こりやすいのです。
一度、血管の中に異常が起こってしまうと、血液が流れなくなります。
そして、心臓には血液が届きません。
血液が届かないことによって、心臓の細胞に血液が行き渡らなくなり、心筋と言われている心臓の筋肉細胞が死滅してしまうのです。
心臓の表面をぐるっと囲むように存在している血管が冠動脈です。
冠動脈は、心臓の細胞に新鮮な酸素や栄養分を運搬しているとても大切な血管なのです。
血管の中で、血液が流れず、止まってしまうと言う現象を起こす原因は何でしょうか?
それは血液が流れにくくする物が血管の中に存在すると言うことですね。
パイプに何か詰まったら、水が流れませんよね。
それと同じ現象で、血管の中に血栓が出来てしまったら、血液は流れなくなります。
血栓とは、血液が凝固したもので、それがどんどん詰まってしまうのです。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その3

お年寄りに多い心筋梗塞と言う病気ですが、この原因になると言われている、血管の中の血栓は動脈硬化によって出来てしまいます。
動脈硬化と言う病気はみなさん、ご存知でしょう。
お年寄りでなくても動脈硬化は生活習慣病によって起こる病気で、若い人でも動脈硬化になってしまう人はいます。
では、どのような経緯で、動脈硬化は起こってしまうのでしょうか?
血管の中が狭くなる場合もあり、これは脂肪が血管の内側に付着して、血液の通る道が狭くなってしまうためです。
血液が流れにくくなると何が起きるでしょうか?
流れにくくなった血液がつまり、固まって血栓が出来てしまうのです。
ですから、動脈硬化は、簡単に言えば、血液の中に存在するコレステロールが、血管の中の壁に付着して、血液が流れづらくなった病気です。
この付着したコレステロールをプラークと呼びます。
最初、小さかったプラークも、急成長はしませんが、次第にゆっくりと大きくなります。
そして大きくなったプラークは血管を塞ぎます。
また、プラークの表面は皮膜で覆われていますが、その皮膜が破れて、プラークの中のものが血管に入ってしまいます。
その中身が、血液を固まらせ血栓となります。
血栓が血管を塞ぎ、血液が流れなくなってしまうのです。
この現象が動脈硬化であり、これが心筋梗塞を引き起こす要因と言われています。
血液中のコレステロールが引き起こす病気が動脈硬化ですから、現在、高脂血症を患っている方は特に要注意なのです。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その4

このプラークが原因で、心臓の血管である大切な冠動脈の中が血栓でふさがれてしまうと、心筋梗塞になります。
血液が流れ込まない、細胞が死んでしまうからです。
では、どれくらいで心臓の細胞が死んでしまうのでしょうか?
それは、心筋梗塞になっておよそ20分後から徐々に細胞が死んで行くと言われています。
そして、心筋梗塞になってから40分ほどで心筋がすべて死んでしまいます。
血液の流れが止まってしまう時間が長いと心筋の細胞は、それに比例して死滅して行きます。
お年寄りで、不整脈がある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
お年寄りでなくても40代、50代でも不整脈になっている方は私の周囲でも結構います。
中年層も不整脈の持病を持っている人がいると言うことですね。
この不整脈も心筋梗塞にとても関係がある立派な病気です。
ですから、不整脈も病気と思い、気をつけなければいけません。
先ほど、お話したように、血液の流れが止まり、心筋が死滅すると、心筋梗塞になります。
この場合、細胞が死んでしまった心臓は働きが悪くなってしまいます。
この心筋細胞の死んだ量が少なければ不整脈と言う症状で現れます。
不整脈とは普段の脈のリズムが乱れることを言います。
リズムが乱れたり、脈が何回に一回、脈が抜けたりすることです。
この不整脈は、ちょっと体を休めると治ってしまったり、何もしなくても治ってしまったりすることから、あまり大げさに考えない人が多いようです。
ですが、この不整脈が大きくなると心不全に繋がるので、お年寄りだけでなく、若い人も危険なのです。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その5

お年寄りの方が心配している病気はいろいろありますが、心不全になることを心配している方も多いと思います。
では、心不全はどういった病気なのでしょうか?
それは心臓から動脈へと、血液を流せなくなる状態で、心臓が弱っている証拠です。
これば心臓の末期的な状態と言われていますので命に関わるほど危険です。
心筋梗塞がお年寄りにはとても心配な病気であることはおわかりになったでしょうが、狭心症から併発するケースもあります。
では、狭心症とはどんな病気でしょうか?
心筋梗塞と同じく胸に痛みが走る症状が出ます。
心筋梗塞とは違って、血管がすべて塞がっておらず、血管には血液が少しは流れている状態です。
血管は狭くなってはいるものの、血流が悪い程度のことを言います。
ですから、狭心症は、血流はあるのですから、ある程度の酸素と栄養が細胞に送られています。
それによって心筋の細胞が死滅するわけではありません。
よって、狭心症の発症から、早期に治療をすれば、回復することが多いです。
そうかと言って、心筋梗塞の状態が長ければその分、心筋の細胞が死んでしまいます。
それによって、他の病気を併発しますから、気をつけて下さい。
心筋梗塞は、みなさんがテレビや映画で見たことがあるように、胸にひどい痛みを感じます。
刺されたような激痛があるそうです。
それが突然、出てきます。
30分から数時間も、胸の痛みが続くこともあります。
一般に狭心症より心筋梗塞のほうが、長く痛みが続きます。
胸の痛みが10分以上続くようなら、心筋梗塞の疑いがありますからすぐに病院に行くことをお勧めします。

お年寄りの病気「心筋梗塞」その6

心筋梗塞になってしまったらどうしようと、痛みについて心配しているお年寄りも多いでしょうね。
経験者によると、相当痛いらしいですから。
痛くなる場所は、胸のほぼ中心に起こることが多いです。
また、他のケースで、胸の左側であったり、胸の広い範囲全体であったり、胸の右側であったりします
他にも、みぞおちに痛みを感じたり、違った場所ですと、肩、腕、あごが痛くなったりするケースもあります。
心筋梗塞の痛みはとても激しいものですから、なったことがあるお年寄りなど、「死んでしまうのではないか」と思った人が多いそうです。
それくらい怖い病気なのです。
それから心筋梗塞の症状として汗が出たり、意識がもうろうとして、時に失神したりケースもあります
また、太い血管が詰まって梗塞が起きた場合は、急死するケースもあります。
若い人は胸に痛みを訴える人が多い中、お年寄りは、胸の痛みではなく、息切れや吐き気を訴える場合もあります。
糖尿病を患っている方やお年寄りは心筋梗塞の痛みがないケースもあるそうです。
ですから、心筋梗塞はすべて胸に激痛が走るわけではないと言うことですから、少しでもおかしなところがあれば、診察に行くことが肝心です。
心筋梗塞の合併症で心原性ショックと呼ばれている病気があります。
この病気は心臓に異常があって体の組織へ血液が流れなくなった場合、血圧がひどく低下し、意識がなくなるというものです。
これはお年寄りでなくても、とても危険な状態であると言えます。

心筋梗塞にならないために

お年寄りは余計に心配でしょうが、中年の人にとっても心筋梗塞はとても心配な病気です。
働き盛りの人が急に心筋梗塞で帰らぬ人になったと言う話も他人事ではありません。
その原因は動脈硬化だと言うことが分かっているのですから、お年寄りがいる家庭もそうでない家庭も、みんなで動脈硬化を予防するように暮らして行かなければなりませんよね。
動脈硬化は年齢が上がるほど、なってしまう可能性が高くなりますが、普段の食生活でも違って来ます。
また、運動不足も関係があるそうです。
人間の血管の中に「アテローム」と呼ばれる粥状の物質が付き易くなり、それが邪魔になって血液が流れにくくなります。
これで、動脈硬化が引き起こされるわけです。
動脈硬化が進むと、心臓の血管の中に血液が流れなくなり、詰まってしまいます。
これが心筋梗塞なのです。
動脈硬化になってしまう原因は心臓への負担だと言われています。
心臓に負担をかける病気は高血圧です。
ですから高血圧の人は心筋梗塞になり易いのです。
また、血液中のコレステロールが変性し、血管を塞ぐ「アテローム」になりますから、高脂血症も動脈硬化になってしまう原因と言えます。
ですから、高脂血症の人も心筋梗塞になりやすいです。
また、細い動脈が詰まってしまうことを促進したり、血液の流れが悪くなったりすることも要因であり、また、糖尿病も動脈硬化の要因です。
肥満、運動不足、腎不全も動脈硬化になりやすいことから、これらは心筋梗塞の原因になると言われています。

心筋梗塞にならないために続き

タバコを吸うことは血圧の上昇に繋がります。
血圧が上がれば、高血圧の人と一緒の状態です。
そして脈拍数をアップさせ、結果、心臓に負担をかけることになります。
ストレスを感じることも、心臓に負担をかけるのです。
精神的ストレスはもちろんのこと、食べすぎたり、飲みすぎたりと体に負担をかけることや、脱水症状や低気圧などの環境に体を置くことも、身体的にストレスになります。
これらも心筋梗塞を発症させる原因になることがあるのです。
確かにストレスで暴飲暴食してしまうことって、みなさんにもありますよね。
特に女性はストレスを感じた時、「食べるとすっきりする」と言う人が多いです。
女性は、「ストレスは食べて解消!」と言う人も多いです。
同じく男性も会社のストレスを、お酒を飲むことによって解消しようとするところがあります。
これらの行動は一件、ストレス解消に良いことをしているように見えます。
ですが、精神的なストレスを感じたあと、食べすぎ、呑みすぎで、更に身体にストレスを与えてしまうことになっています。
憂さ晴らしで呑んだり食べたりすることも気分転換で良いでしょうが、ほどほどにすることをお勧めします。
男性は女性よりも心筋梗塞と言う病気になるリスクが高いといわれています。
そして年寄りになるほど、リスクが高くなりますから、お年寄りで男性の方は余計に気をつけなければなりません。
目安として、コレステロール値がいつも高い人は、動脈硬化が、人より進みやすいので気をつけなければなりません。
また、心筋梗塞は狭心症発作を起こしたことがある人、糖尿病の人、痛風の人もリスクは高い病気です。

お年寄りも動脈硬化を予防しよう

日本人が病気で死亡する場合、一番多い病気ががんで、次が心筋梗塞などの心臓病だそうです。
お年寄りは、体の機能が老化していますから、もちろん血管も心臓の機能も若い人に比べると衰えています。
特に心筋梗塞など最悪の場合は死亡しますから、お年寄りには特別、気をつけてもらいたい病気です。
では、心筋梗塞にならないためには、なにか対策があるのでしょうか?
心筋梗塞と言う病気は、血管やそれを流れる血液が大きく関係しています。
高血圧の方や糖尿病の方は、血管の内側の壁にコレステロールが付き易くなり、血栓が出来易く、結果、動脈硬化になってしまいます。
これを治すには、生活習慣や食事に気をつけることが有効です。
まず、肥満になることを防ぎ、規則正しく生活をしましょう。
また、3度の食事をきちんと食べ、栄養バランスにも気をつけることは、肥満を予防することになります。
朝ごはんもちゃんと食べましょう。
朝の食事をしないと、お昼に食べ過ぎたり、昼食べないと、その分、夜に食べ過ぎたり、このような食生活をしていると太りやすい体になってしまいます。
また、塩分の摂取が多すぎると、高血圧になります。
コレステロールを多く含む食べ物をいつも食べていると血液の中のコレステロール値が高くなり、結果、動脈硬化を招いてしまいます。
コレステロールが血中に蓄積されないためには、野菜、海藻、繊維質の沢山含まれている食品を食べることです。
また、適度な運動をすることは血圧にも良いのです。
ですが、お年寄りは過激な運動は心臓に悪いのでやめたほうが良いでしょう。

難聴はお年寄りだけの病気ではない

お年寄りで小さな声が聞こえなかったり、音が聞こえづらくなったりする難聴という病気があります。
一般に「耳が遠い」と言われることで、お年寄りが難聴であるのは当たり前のことだと思われがちですが、お年寄りがみんな難聴というわけではありません。
加齢につれて、聴力が衰えることは自然なことです。
ですが、同じ年のお年寄りでも耳が遠くて補聴器を使っている人、そうでない人、人によって差がありますよね。
もちろんお年寄りだけでなく、若い人でも難聴になることがあります。
難聴と言う病気は年齢のせいだけでなく、実はそれまでの生活習慣が影響しているのです。
ストレスによっても難聴を引き起こす要因になります。
また、不規則な生活を送っていることや、睡眠不足がずっと続きそれが当たり前になっている生活を送っていた人は、耳に悪い影響を与え続けていたことになるのです。
耳への影響は鼓膜だけでとらえられていると思ったらそれは違います。
確かに鼓膜に対する刺激も影響していますが、耳への血流、耳の神経にも影響があるのです。
常にヘッドホンで音量を大きくして聞いていることも難聴の要因になりますし、ストレス、睡眠不足は耳への血流を悪くして、難聴の要因になります。
ですから、健康的な規則正しい生活は、自分の体、すべての面において良い影響を与えるのです。
耳が遠いと言うことは老人性難聴と言う病気です。
治療はせず、補聴器を使うようになります。
補聴器はお金がかかりますし、それをいつも付けていないといけないので慣れるまで不便です。
健康的な生活を送って来た人は、補聴器のお世話になることもないのでしょうね。

お年寄りの病気「老人性うつ病」

お年寄り特有の病気はいろいろありますが、その中でも心の病気として「うつ病」があります。
お年寄りがかかるうつ病は「老人性うつ病」と呼ばれています。
では、老人性うつ病になってしまった場合、どんな症状が起こるのでしょうか?
お年寄りと一緒に住んでいる方は、老人性うつ病についての知識を持っていたほうが良いでしょうね。
いつも身近にいる人が、普段の様子をチェックしてあげることが肝心です。
老人性うつ病の初期は気持ちが沈むことから始まります。
直接の原因はないけれど、なんだか気持ちが暗くなってしまう、何もやる気が起きない、テンションが低いなどです。
食欲もなくなり、何もしたくなくなります。
自分自身でも、いつもの私じゃない、と思ったら、うつ病が始まっているのかもしれません。
うつ病にもレベルがあり、軽いものだと軽うつ病と呼ばれています。
老人性うつ病は、伴侶が死亡したり、親友が死亡したり、周囲の人が死んでいくことで精神的にショックを受けることが引き金になるようです。
年を取ることへの不安、将来の不安、死への恐怖などが交わって、また、周囲と距離が出来て、孤独を感じている人もなりやすいです。
うつ病と言う病気は、自信喪失や自己嫌悪、悲観的な考えなどマイナス思考から始まるようです。
自分でも気が付かないうちに、うつ病になっていることがあります。
なんだか、気分が滅入る日が続くと思ったら、思い切って病院に行ってみてはいかがでしょうか。
どんどん思いつめる前に受診なり相談なり、してみたほうが良いと思います。

お年寄りの病気「老人性うつ病」

では、うつ病はどんな人がなり易いのでしょうか?
お年寄りがみんな、老人性うつ病になるわけではありません。
例えば、若いころバリバリ働いていた人が退職したり定年したりで、その後やることがなくなってしまい、趣味もなく時間だけを持て余している人が、うつ病になり易いです。
それに、老化していく自分にストレスに感じ、自信がなくなったと言うマイナスの気持ちも心に影響します。
人間、いろいろな性格の人がいますから、その性格にもうつ病になりやすいタイプはあります。
うつ病になり易い人は、真面目な人、几帳面な人、責任感がある人などがそうです。
以前、何事も完璧にやっていただけ、自分が体力も何もかも衰えた年寄りになってしまったことを受け入れられずにストレスを感じるのでしょうね。
仕事人間で会社ではそれなりに地位もあり部下もいて、信頼されていた、と言う立場だった人が、年を取って、家に1人で閉じこもっていると、うつ病になり易いです。
お年寄りになっても、社会にいつまでも必要とされていることが望ましいので、その年齢にあった社会との関わり方を考えたほうが良いでしょう。
ボランティアだって何だって良いのです。
自分が求められている、がんばらなきゃと思えば病気も遠ざけますよ。
また、友達が沢山いる人、趣味がある人は、上手に気晴らしが出来ますからうつ病も遠ざかりますね。
もしも、うつ病になってしまったら、それは病気ですから、とりあえずゆっくりと休んで下さい。
心が落ち着つく場所を探し、自然の中、旅行先など自分がゆったりいられるところで休養しましょう。
また、病院に行けば、薬も処方してくれますし、食事療法を勧めてくれる病院もあります。
焦らずゆっくり治せば良い病気なのです。

お年寄りの病気「老人性痴呆症」その1

お年寄りになるとボケると良く言いますが、一般にお年よりは物忘れをし易いですよね。
物忘れはちょっとしたことでしたら、誰でも経験がありますが、ついさっきのことを思い出せなかったり、今、食べた食事のことを忘れたりしたら、それは痴呆です。
高齢者の場合は老人性痴呆症と呼びます。
もの忘れだけでなく、話が通じなかったり、言っていることがめちゃめちゃだったりします。
また、変な行動をしたり、わけのわからない事を言ったり、テンションが上がったり、下がったり、これらの症状があります。
一般にもの忘れは、中年層の人にも見られます。
ですが、ちゃんと考えれば思い出せたり、人から聞いたら「ああ、そうだった!」と確認できたりします。
例えば私も人の名前が思い出せなく、テレビに出てくる芸能人を見て、名前が出てこないことが良くあります。
ですが、家族に教えてもらえれば、「そうか!」と納得して解決します。
これが、老人性痴呆症の人はどうでしょう。
その人に対することを全部すっかり忘れていて、知っている人物なのに、見たこともない人だと思うことになります。
一般にボケと言われるものは、医学的には痴呆と言い、その定義は、一度、得た知的機能が、何か病気のため、極端に低下した状態となっています。
ですから、良く言われる「知恵遅れ」、または、年寄りのもの忘れ、これらは医学的に痴呆とは言わないのです。
老人性痴呆症と言う病気には種類があり、「アルツハイマー型痴呆」と「脳血管性痴呆」、また「仮性痴呆」があります。

お年寄りの病気「老人性痴呆症」その2

では、お年寄りの痴呆症でアルツハイマー型痴呆と言う病気はどのようなものなのでしょうか?
原因は不明の病気で、初老期や老年期に始まる痴呆のことです。
65歳前に痴呆が発症した場合、アルツハイマー型痴呆と呼びます。
そして、65歳以降に発症した場合、老年痴呆と呼ぶケースもあります。
症状についてですが、これらは似ていますので、双方を合わせてアルツハイマー型痴呆と呼ぶことが一般的です。
アルツハイマー型痴呆は、年寄りがなり易い痴呆性疾患の中では、脳血管性痴呆の次に多い多い病気なのです。
アルツハイマー型痴呆は、女性のほうが男性よりなる確立が高い病気です。
どうして、女性のほうが多く発症しているのでしょうか?
それは、女性のほうが男性より寿命の長いことが理由です。
アルツハイマー型痴呆は、その病気の原因が解明されていないので、治療法がありません。
ですから、発症後は10年ぐらいを過ぎたところで死亡してしまうケースがほとんどなのです。
お年寄りに見られるボケと言うものは、アルツハイマー型痴呆である場合もあり、その発症は、急激ではありません。
なんとなく始まっている物忘れが初期症状であることが多いです。
例えば、人の名前を思い出せなかったり、約束や予定を忘れたり、何を何処に置いたか思い出せなかったりと、お年寄りなら誰でもありえるようなことなので、これが痴呆なのか判断が難しいところです。
年寄りだからなのか、それとも病気なのか、本人にも周囲にもわからないでしょう。

お年寄りの病気「老人性痴呆症」その3

この後、アルツハイマー型痴呆の場合、記憶障害がどんどん進行します。
その進行の度合いは人によって急に進むこともあり、ケースバイケースです。
初期症状や、出現経過は、誰もがほとんど一緒です。
ですから、すでにアルツハイマー型痴呆を発症している患者の経過と照らし合わせてみれば、単なる年寄りのもの忘れなのか、病気なのか、わかるでしょう。
アルツハイマー型痴呆は、突然、ある日、記憶障害の症状が出てきます。
それが徐々に進み、そのうち、今まで難なく仕事をしていた人も、社会生活が送れないほど、能力が落ちたりする場合もあります
お年寄りだけに発症する病気でもなく、バリバリ仕事が出来ていた人が何も出来なくなるケースもあります。
これは精神的にも、とてもショックなことです。
本人もそうですが家族にもショックなことですよね。
では、この後、どのように症状が進むのでしょうか?
この後は、もっと痴呆が進み、日常生活がままならないほど、障害が出てきます。
家から出かけたら戻る道がわからなくなったり、家族の名前が思い出せなかったり、簡単な計算できなくなったりします。
今日が何月何日だか、わからなくなることもあります。
言葉も思うように口から出ずに、言葉も忘れてきて、会話が成り立たなくなります。
もっとひどくなると、冬で寒くても半袖を着てしまったり、夏に厚手のコートを着たりと、時期にあった服を選択できないような状態になります。
今の状況を判断して、適切な行動を取れないと言うことです。

お年寄りの病気「老人性痴呆症」その4

年寄りがなりやすいアルツハイマー型痴呆は、更に進行すると、服を着ることも1人で出来なくなります。
そして、トイレに行けなくなったり、手助けや介護が必要になったりします。
やがて、尿失するようになり、トイレに行きたいということも、わからなくなります。
言葉も出なくなり、歩かなくなり、ついに寝たきりとなるのです。
では、お年寄りがこのようなアルツハイマー型痴呆になってしまった場合、どのような処置が必要なのでしょうか?
この病気は少しずつ進行するので応急処置などは、特に必要ありません。
家族の助けがいるようなら、手伝ってあげて下さい。
ただし、何でもやってあげるのではなく、なるべく自分自身でやらせるようなサポートが必要だと思います。
では、お年寄りの痴呆、老人性痴呆症の脳血管性痴呆とはどのような病気なのでしょうか?
これは、アルツハイマー型痴呆症がその原因がわかっていない事とは反対に、脳血管性痴呆は、理由がわかっています。
脳血管障害によって痴呆が発症した病気です。
日本では、お年寄りに最も多い痴呆なのです。
この場合、脳血管性痴呆になってしまった人の脳の中で、具体的に何が起こっているのでしょうか?
脳の血管の中で血液の流れが詰まったり、血管が破れたりすることで、血液が脳の隅々に行き届かなくなります。
そうして脳は、酸素が不足し、栄養も不足している状態になります。
そうなると脳細胞は機能が低下してしまいます。
血液の流れが悪くなり脳細胞が死滅することは脳梗塞と同じ、脳出血なのです。
ですから、脳血管障害の起きた部分によっては、脳卒中によって、痴呆になることがあります。

お年寄りの病気「老人性痴呆症」その5

脳血管性痴呆とは年寄りの病気であり、老人性痴呆症の一種です。
この痴呆の始まりは、脳血管障害の後、突然、現れるケースと、いつ痴呆が始まったのか、わからないケースがあります。
脳血管性痴呆の進み方は、アルツハイマー型痴呆と同じで、少しずつ進むケースもありますが、改善したり、症状の進行が止まったりする場合もあります。
症状としては、記憶障害や、判断が出来なくなる、理解する力がなくなる、物を使うことが出来なくなる、などがあげられます。
また、失認と言われる、目で見えてはいるが、その物が何であるか、理解できない状態になることもあります。
発症早期の中では、脳機能の一部分で保たれているケースもあり、痴呆がまだらに現れることから「まだら痴呆」と呼ばれる病気もあります。
アルツハイマー型痴呆と比べてみると、どのような違いがあるでしょうか?
まだら痴呆では、早期から尿失禁などが起こります。
また、まだら痴呆の患者は、お年寄り自身が自分のことを病気だとわかっていること、その人の人格が保たれていることなどが特徴です。
そして、動脈硬化が危険因子となることから、高血圧や糖尿病、高脂血症の方は特に脳卒中になる可能性があります。
また、脳血管障害による、体の麻痺、知覚障害が現れます。
脳血管性痴呆については、転倒したり、怪我をしたりと、外傷に気をつけることです。
また感染症などにも十分に注意しましょう。
ですが、この病気に対しての応急な処置はありませんので安心して下さい。

年寄りの病気「仮性痴呆」その1

お年寄りの痴呆症で仮性痴呆と呼ばれる病気があります。
これが老人性痴呆症の一種です。
一般にお年寄りの痴呆の1つのことで、精神的な部分が病気になってしまうものです。
気分が沈むうつや、訳もわからず叫んでヒステリーになったり、子供がえりをしたり、これらの精神症状のことです。
お年寄りが赤ちゃんになってしまう症状もテレビで見たことがありますが、あのような症状ですね。
そして、反応がにぶかったり、作業が出来なくなったり、注意力がなくなります。
また、精神分裂病だったり、神経症だったりする場合もあります。
アルツハイマー型痴呆と違って、回復可能なことで知られています。
一般的に見ても、お年寄りは何かと物忘れがひどいですからね。
仮性痴呆と、物を忘れるという健忘症と、どのような違いがあるのでしょうか。
物忘れは老化現象の1つですから、正常な状態です。
誰でも年を取ると物忘れをするようになります。
また、若い人でも時々見られる症状です。
お年寄りの健忘の場合は、病気ではありませんから、周囲の方も、ご家族も温かい目で見守ってあげて下さい。
周囲がとやかく言うと本人も焦り、気持ちがマイナスに動いてしまいます。
周囲に責められたり焦らされたりすると、うつなどの他の病気を引き起こしてしまうこともあります。
また焦って何かをすることで怪我をしてしまうかもしれません。
人間は誰もが年を取るのですから、明日はわが身、お年寄りを大事にしてあげたいものです。

年寄りの病気「仮性痴呆」その2

仮性痴呆と言う病気は、どのようなものでしょうか?
痴呆の状態でありながら、それが続かず、たまに正常になると言う病気です。
一般にお年寄りの「ボケ」と言われる事も、単なるボケだけではなく、実はそれが「痴呆」だったり、「健忘」であったり、「仮性痴呆」であったりします。
ですから、身近なお年寄りが、最近、物忘れがひどくなったり、なんだか訳のわからないことを言ったりするようになったら、単なる「ボケ」とは思わずに、仮性痴呆を疑ったほうが良いでしょう。
早めに治療を開始すれば仮性痴呆は治りますから周囲が気をつけてあげたいものですね。
お年寄りは、自分の体に何か不具合を感じても、それを的確に伝えることが出来ずに痴呆の症状で何かしら不具合を訴えているケースがあるのです。
ですから、仮性痴呆を見落とすと、その後、深刻な状態になってしまいます。
仮性痴呆は、その名前の通り、あくまで仮性です。
早めに治療すれば、これは治る病気ですが、その治療の時期が遅れると、本当の老人性痴呆症になってしまうのです。
そうなってからでは後悔します。
あの症状が出たときに受診していればよかった、と言うことになるのです。
では、年寄りが仮性痴呆かもしれないと、病気を見抜くためにはどんなことに注意したら良いでしょうか?
以前は正常だったお年よりが、急に訳のわからない言葉を発したりした時は注意が必要です。
また、意味もなくボーっとしていることが、続く場合も気をつけなければいけません。
体の異変では、微熱が続いている場合も気をつけましょう。

年寄りの病気「仮性痴呆」その3

仮性痴呆は、お年寄りが他の病気で病院から処方されている薬にも関係あります。
薬の種類が変更されたり、薬の量が変更されたりした場合、気をつけなければなりません。
なぜかと言いますと、年寄りの場合は、薬の副作用として仮性痴呆になるケースもあるからです。
尚、若い人ではこのような副作用はありません。
また、お年寄りが便秘をしている場合も、気をつけなければなりません。
便秘によってお年寄りの精神状態が左右されることがあるからです。
排便がきちんと毎日あるかどうか、家族が気にしてあげましょう。
お話したように、体に異常がある場合は仮性痴呆ではないかと疑いますが、身体に何も異常がないのに、仮性痴呆だと疑う必要があるケースもあるのです。
それは急に環境が変わった場合です。
お年寄りが引っ越したり、周囲の環境が変わったりした場合、仮性痴呆の症状が現れることがあります。
また、身近な人が死んだ時など、ひどい悲しみを感じると仮性痴呆になる可能性があります。
ご家族は年寄りが仮性痴呆になってしまったとき、これは病気ですから、お年寄りを責めることや叱ることをしてはいけません。
つらさ、もどかしさ、悲しさを共感してあげて、受け入れてあげることです。
思い出せずに考え込んでいるお年寄りに「早く思い出して!」など焦らせてはいけません。
共感とは「なんだったかな?思い出せずにつらいね。」、「お友達がなくなって悲しいね」など、お年寄りである、相手の気持ちを察した言葉をかけてあげることです。

お年寄りの病気「骨粗鬆症」

お年寄りは怪我をしやすいと言われています。
ちょっと転んだだけで、すぐに骨折するケースも少なくありません。
転んでそれを防ごうと地面に手をついたため、手首を骨折したと言うような話もよく聞きます。
くしゃみでアバラを骨折した人もいるようです。
筋力も衰えていることから、階段で足を踏み外して骨折した人の話もよく聞きます。
お年寄りはいろいろな病気になることも怖いですが、骨折などの外傷にも気をつけなければなりません。
それは年を取るにつれて、怪我が治りにくくなるからです。
なぜなら、お年寄りの骨は再生しにくいのです。
骨の強さは年齢が上がるにつれ、弱くなって行きます。
お年寄りがなりやすい病気に骨粗鬆症があげられるのはこのためです。
みなさんも骨粗鬆症という病気は聞いたことがあるでしょう?
骨密度を測定してくれる検査もありますから、そこで初めて自分が骨粗鬆症かどうかわかります。
人間の体の骨は20歳までに作られ、その後、40歳まで骨の形成のピークを迎えます。
その後は、減少するだけですから、お年寄りでなくても気をつけなければいけませんよね。
40歳を過ぎたら、老化現象の一つとして、骨量が減って来ると言うことを、みなさんも理解しておいたほうが良いでしょう。
内臓の働きが、ピーク時より衰えてしまい、腸管から吸収されるべきカルシウムの量が減ってしまうからです。
骨粗鬆症になるのは、骨を形成する細胞とそれを壊す細胞の存在が、バランスを崩したり、細胞自体の働きが悪くなったりするためです。

お年寄りの病気「骨粗鬆症」続き

骨粗鬆症はどんな人がなりやすい病気なのでしょうか?
特にお年寄りや閉経した女性がなりやすい病気です。
女性の場合は、閉経した後、体の骨量が急激に減ってしまいます。
これは女性ホルモンである物質、「エストロゲン」に関係しています。
エストロゲンは、骨が壊れてしまうことを防いでくれるものです。
閉経すると女性ホルモンが減り、エストロゲンも減ることから骨が壊されて行くことを防いでくれるものがなくなります。
また、両親が骨粗鬆症の場合、遺伝で骨粗鬆症になる可能性が高いことと、同じ生活習慣で育ったため、食生活も同じであることから、両親などの身内に骨粗鬆症の人がいる場合はなりやすいです。
体格も関係しています。
小柄でやせた方は骨粗鬆症になりやすいです。
これは小柄な人は骨量が低い上、痩せているため重力があまり骨にかからないので、骨が鍛えられず、弱い人が多いのです。
また、おなかが下りやすい人も、骨粗鬆症になりやすいです。
牛乳を飲むとおなかが下る人は、乳糖不耐症と言います。
これらの症状がある人は、カルシウムが吸収されにくいためです。
骨粗鬆症、この病気を予防するために、カルシウムの吸収率が良い食品を食べましょう。
牛乳や乳製品は吸収率が40パーセントから70パーセントもあります。
小魚は30パーセントと意外と低いです。
ですから、1日のカルシウム所要量の3分の2を牛乳などの乳製品でとり、あとの残りを、小魚、大豆、野菜、海藻からとりましょう。
お年寄りは怪我をしないためにも、日ごろからカルシウムの摂取に気をつけたほうが良いですね。